ツールド沖縄2008

2008年11月9日

レポート by ちはるダイゴ


一度は走ってみたいツール・ド・沖縄
でも一度走ってしまうと二度・三度とやみつきになるようです...

終わってしまったツールド沖縄。。夢のような時間だった。

憧れの沖縄に来ました♪私が高校卒業して社会人になって何が縁かロードレースに参戦している中、出会った漫画「シャカリキ」。これを読んでだいごも私もいつかは行きたいとずっと思い続けていた。しかし現実、、なかなかそうは行かない。行こうと決めたときいろんなことが起こり断念。。自転車自体もう乗ることを諦めたときさえあった。

しかし今年5月終わり、だいごの再就職後、二人沖縄参戦を決めた。 しかし本当にゼロからのスタート。よく乗っていたころの面影なんてない。おまけに今年は怪我もして大事な夏の時期一ヶ月以上練習できなかった。

練習も30キロくらいの距離しか乗れなかった。50キロのレースを耐え切れるのか。スタミナ切れが心配だった。でも着々とレースは近づいた。そして本番を迎える。

まりこさんと試走してます。今回沖縄参戦にあたり、NASUのまりこさんはじめご一緒した皆様お世話になりました。ありがとう。。まりこさんに前準備からいろいろ教えてもらったおかげで、不安なくレースに臨むことができたよ。本当にまりこさんありがとう。
(ケンズのみんな私の過去のレポート読んでくれてたら.わかると思うけど、まりこさんは私の憧れそして最強のライバルでもある女子ロード選手です。)

さてさて私たちは7日金曜日に沖縄上陸。子供と私の両親と6名で観光かねてやってきた。 私たちのレースの間子供たちと一緒にいてくれた両親にも感謝。

レース前日NASU組が到着。自転車組み立て完了を待ってみんなでゆったり沖縄を走る。 道中まりこさんから気をつけるところいっぱいアドバイスを受ける。

そして、いざ当日。 昨晩大雨洪水警報が出ていて、朝になってもすごい風と雨。。どうなるんだろう。。
不安でいっぱいだった。。でもレースは中止でない。。

一緒にいるだけで、安心です。沖縄の路面はこちらの道路とちがう。珊瑚が埋め込まれアスファルトが白い。これは大変水はけが悪く、とても滑りやすいのだ。。レンタカーを借りるときも説明受けたけど、自転車で走るとすごく分かる。それで私とだいごはタイヤ空気圧をいつもなら8気圧入れるが7気圧にした。

みんなで暗い中ホテルを出発し会場へ向かう。今回市民レディース50キロエントリーは118名。普段10人から30人くらいの人数で走ることが多いからこのレースのビックさを感じる。こんな人数で走るの初めてだ。そして今回のメンバーの強豪ぞろいときたら、、、
おそろしや、、どうなるんだろうか。。緊張でお腹の調子が最悪だ。。

しかし、私の側には最強のまりこさんがいた。そんな私を気遣ってくれてあせらないようにと話をしてくれる。そして次々仲間たちがスタートしていく。いよいよ私たちの番。いざスタート。

大雨のため、スピードは最初抑え目だが、やはり大集団なのですごく力が入る。そして、、、私はやってしまうのである。。
しばらくしてあれだけ気をつけなさいと言われていた場所(センターラインにある埋め込まれた棒ポール)。
私の目の前の選手が接触しそうになりよける。全く頭の中になかった。だからいきなりもう目の前に現れた。。
私、、よけきれずぶつかる。。。もうこのままこけると思った。

道路封鎖でレース。しかし雨でかなり上半身に力が入っていたことと足の踏ん張りがきいて体制を持ち直す。。普段なら集団でも3.4人前の選手まで見据えて走るのに前の選手しか見えてないなんて。緊張のしすぎと恐怖で私の視界の狭さが明らかだ。いかんいかん。。気持ちよ落ち着け。。

それからまた危ないといわれていた陸橋の上りのつまりをクリアし、次は分離帯のあるカーブ。ここも気をつけてゆっくり曲がって、、、のはずが、、曲がってすぐに三角コーンが現れる。。。またやってしまった。激突。。今回は完全に乗り上げた。。。何やってるんだ。

前ハンドルはもう完全に曲がりからだの状態も倒れ掛かった。真横にいたまりこさんを巻き込みたくない。みんなを巻き込みたくない。。必死だった。どんな状態だったかわからない。踏ん張ってこらえた。全身何処に力入れてるかわからない。そして私体制をまた持ち直した。

ほっとした瞬間、後ろでも数名同じところで落車が起こった。かなり先頭から遅れてまりこさんが見えなくなっていた。無理せず右端を走り追いかける。まりこさんに追いついた。半泣き状態で「怖いよーー。」っと私。「ちはるちゃん、私の後ろを走り。」って感じかな。まりこさんに言われる。。

周りのみんなごめんね。二度もポールぶつかる私は危険人物だわ。すみません。冷静に冷静に落ち着いて。気持ちもなえてしまわないよう言い聞かせながらまりこさんの背中を眺めて走る。この時点で何キロなんだろう。。雨のせいでメーターは動かなくなっていた。

そんなとき長めの上りに突入。今回優勝した選手が一気に前にでる。私も追いかける。あれ?みんな追いかけないの?不思議だった。しかしこの選手は上りが強い。私にとってはオーバーペース。ここで自分がしでかしたことに気づく。。しまった。まだ先は長いのに。そして案の定下りに入って一気にまた集団になる。これを無駄足というんだよね。

スタート前は元気です。レースは・・・50キロというレースの厳しさをだんだん感じはじめた。。なんて考えが甘かったか。。あれだけまりこさんからアドバイス受けてたのに、私って本当にばか。。どうしようもない。でももうやるしかないんだ。。

だんだん自分もこの大集団に慣れ始める。雨も激しく降ったり、かと思えばやんだり。沖縄の天気ってすごいや。まあ路面は濡れてるから関係ないけどね。そして一般公道レース。普通の道だから細かいアップダウンが結構ところどころある。

でもスピードが落ちない。みんな強い。すごい。絶対ゴールまで切れたくない。そんな中また少し長めの上りがやってくる。今度は慌てず先頭を視界から離さないように上ろうと思った。すると、、しまった。。先頭20名ほどが一気に駆け上がっているでは!やばい!つかんとおいてかれる。

そんなときに前も横も道をふさがれた。私と同じ思いの選手の声が聞こえる。「やー、道ふさがれてる。抜けれん。」って。。
私もどんどん離れていく集団を見て思わず「お願い!通らせて!。」っと声を出した。すると左端の選手が気づいて寄ってくれる。必死にそこから追いかける。この時点でまりこさんが前の集団にいるのか後方かわからなくなっていた。とにかく追いつくためギアをあげる。

しかし一緒に抜け出したはずの選手が諦めたのか後ろに下がる。一人でひたすら追いかけた。下りだし視界に見えるし追いつけるそう思っていた。でもふんでもふんでも追いつかない。それどころか離されていく。下りも終わり、海岸線に出た。横風にあおられる。もう足がいっぱいになってた。。左足がつる寸前だった。。もうだめ。。無理だ。。ここ何キロ地点だったんだろう。

雨で応援も大変である。ギアを軽くして背筋伸びして、レース始まって初めてボトルの水を口にした。やはり長い距離を乗れ込めなかったのでスタミナがもたないことを心配していたことが的中、集中力もかけ、すべての力の無さにもう悔しくて、泣きそうになってた。

するとすっごく後方から「ちはるちゃーん!行くよ!!!!」っと それもびっくりするようなすっごい大きなまりこさんの叫び声が聞こえてきた!まりこさんだ!まだ望みがつながった!!これに遅れたらもうだめ。何がなんでもつかんといけん。 すまない。。

自分のレースに集中したいだろうに、子守りをさせてしまった。後ろに風を感じた。きた。これはすごいスピードだ。必死に後ろにつく。息が苦しくて胃が痙攣しかけてる。でも諦めたくない。トライアスリートかな?っと思われる選手とまりこさんの先頭交代が繰り返される。

かなり引いてもらい、落ち着いてきたので前に出ようとしたが、全くスピードがあがらない。先頭に追いつくために走ってるのに私は足手まといだ。まりこさんに「ごめん。。私足つりそうだ。。」っと伝える。でもそんな私に文句も言わずガンガン前をひき続けてくれ、進んでいく。

そして先頭集団が見えてきた。信じられなかった。いけるかもしれない。ますます気持ちが高鳴る。しかし現実見えながら追いつかない。私たちもすでにここまでかなり足を使っていた。先頭集団はシニアとまじっていた。スピードは上がるはず。ここまでなんか。。っと。。でもこのままがすっごくいやだった。

私独り言のつもりっていうか声に出していた。(こんな感じだったと思うが定かでない)「あーーー、いやだ。(大きめに叫んでだかも。。)このまま先頭追いつかんの?足つりそうじゃわ。でも絶対行く。」するととなりのシニアのお兄様が振り返りポソっと「このままじゃ追いつかんよ。」って。

いよいよゴール!再び私「どうなってもいくもん。ブツブツ。。。。」っといってダンシングしようとしたら、、するとシニアのお兄様、私の前に出た。え??頼んでないよ。シニアのお兄様私の車間を気にしながら引き始めてくれた。ずるいかもしれん。でも乗った。

そして集団少し手前でお兄様「もうここからは自分で行きなさい」っていう感じで手で合図して後ろに下がっていった。ありがとう。。。お兄様。

そこから後方にいるまりこさんと一気にスピードあげ追いついた。奇跡だ。奇跡だよ。ここで私は満足してしまった。。50キロレースはここからスプリント勝負になるので位置取りが大事なのに、、もう気持ちが満たされてしまった。そのまま流されるように右左前抜け出せない位置に入ってしまった。

でも自分にはスプリントできる足も残っていなかったのも事実。前方にゴールラインが見えた。またスピードがあがる。まりこさんが前にでた。そしてゴール。私の視界から前の選手は一直線にゴールして見えた。それくらいのコンマ何秒の勝負だった。。。

最高の友です!結果後半引き続けて足を使い果たしたにもかかわらずまりこさん見事7位。
私11位。。終わった。。

はじめての沖縄。なんなんだろう。この気持ち。自分の力を出し切れたこの達成感は。でも勝負。負けた悔しさもうちにこみ上げて来る。最高だった。

ゴール直後、来年こそは。。って考えている自分にビックリした。来年はもっと沖縄に向け自分の弱点を強化して、沖縄の強者たちに挑みたいと思う。自転車を通じて最高の友ができ、そしてその彼女と参戦できた沖縄。本当に楽しかった。
まりこさん、みんなありがとう。。

これにてちはる編はおしまい。チャン♪チャン♪

BY ちはる

オリオン最高! 沖さんと 右京さんと



しっかり観光もね。ここ数年、仕事の関係、子供のこといろいろで本当に何年も自転車に乗れる状態ではなかった。この5月すべてのことが落ち着きかけ、そして仕事も新たな出発。そんなとき沖縄行きを決めた。

子供も来年は中学生。ちはるの父の体調もよいこと。すべてを考えて今がチャンスと思った。しかし、、、自分たちの足は…筋肉なしなしゼロ状態(脂肪もしっかり蓄えられている)。ここから沖縄向けての練習がはじまった。この5月からの5ヶ月の練習で8キロ体重減。(お酒を控えられてたら、、もっと落とせたのにな。

残すところ沖縄まであと一週間前、前哨戦かねて中山5時間ソロ出場。3時間半にて両足つりあえなく撃沈。。っまこんなもんか。) はてさてそんな中とうとうやってきた沖縄。

もうここまできたらジタバタしても仕方ないっと、おまけに親と観光兼ねた旅行であったので、「200キロのためにしっかり食べてのんで蓄えよう」っとそりゃ、毎食宴会状態。。オリオンビールも泡盛もガバガバ。本当にこんなんで大丈夫か?

嵐の中、出走である。いよいよ当日。あいにくの大雨と風。出場者全員の日頃の行いが悪かったのだろうか。薄暗い中、NASUメンバーと自走にて会場に向かう。市民200キロの出場者は334名。オイオイ多いすぎやろ。

いつもどおりスタート前のんき構えていたら、みんな早くならんでいて最後尾からスタートとなってしまった。

いざスタート。雨とタイヤの跳ね返った水でサングラスをしていても目をあけれない。落車にだけは巻き込まれないように神経を使う。先頭はいったいどこだろう…?先頭が見えない不安な状態を抜け出したいと少しずつ前に出て行く。ようやく先頭が見えてきた。

サイクルメーターをつけていなかったので、隣の人に聞いてみると、スタートからすでに50キロほど走っていた。ここからは常に30番手以内にとどまろうと走る。ここにきてさらに4名逃げている選手がいることを知るが、まだ前半。
とりあえず、集団のままの走行を選ぶ。

集団の中で展開。事前情報により上りになるとスピードがあがると聞いていたので、70キロ手前地点あたりから上りに備えて集団の前方にて走る。いよいよ普久川ダムの上りに突入。一気に集団のペースが上がり、心の準備をしていたにもかかわらず、先頭が見えなくなってしまった。やばい!やばいぞ!しかし8キロ上りと聞いていたので、自分のペースで上がることにする。

頂上付近に差し掛かると、オーバーペースで上っていった選手がポロポロ落ちてくる。
(先頭が見えない…しまった…)
下りに入り、6.7人の集団になったが先頭集団との差も分からず、雨の中下りを攻めながら進む。5キロくらい走ったあたりで30人程度の集団を発見。先頭集団であってほしいと思いながら合流。(どうやら先頭集団だったようだ。よかったよかった。)

下りも終わり、集団のペースも落ち着いたまま2回目の上りまでの海岸線を上りに備えて補給食を食べながら走る。ダムの上り以外でも海岸線は思っていた以上に起伏があり、自分の足に疲労を感じ始める。この時点での走行距離110キロぐらい。(たびたび隣の人に聞いていたのでメーターぐらいつけとけよって思われただろうな。マジつけとけばよかった。)

雨の中は神経使います。2回目の上りの何キロ手前だろう、整然と走っていた集団が突如トンネル内でドミノ倒しのように前方からなだれのようにこけていく。自分の前方に30人くらいいたが自分の順番がくるかのように前全員こけていった。運よく、落車を回避。ふぅ、ラッキー。。日頃の行いがよかったのかな♪

ここにきて、この大落車を運よく回避できた3名が集団から抜け出し、スピードを上げる。(ちゃっかり入ってました)前方40秒あたりに10人程度の集団が見え追いかける。
(後で気づいたが市民200キロの集団でなくカテゴリーの違う集団だった…)
3人でのローテをしながら走っていたが、2.3キロ走ったあたりで1名脱落。2人での追走となる。ゼッケンをみると35?番の歴代優勝者に名前のあった人だ。

2人でローテするも奴が前にでると千切れそうになる。この時点で後ろについているにもかかわらず、足をかなりつかってしまった。
5.6キロ走った時点で集団に追いつき、そのまま2回目の上りに入る。自分の足はもういっぱいだったので、ジュニアの集団にて足を休めながら上っていくことを選択したが、奴はお構いなしで一人上っていくので離されまいと後ろにつこうとしたが、つくことができず見えなくなってしまった。。。

ジュニアの集団のペースは遅く集団を引っ張るかたちで上る羽目になってしまった。このペースだと後方の集団に追いつかれる!!しかし一人でペースを上げる力も残っていない。ここにきて先ほどの大落車の集団を待っておけばよかったと後悔し始める。
チーン。。。。。

まだ集団だったのだが・・・上り始めて、2キロぐらいたったころだろうか、後方からオフィシャルバイクがやってきて
「後方から集団が来ます。気をつけてください。」とアナウンスあり。
ドキッ、、、自分の予定では下りに入ってから吸収される予定だったのに。。。

その一分後、カテゴリー85キロの先頭集団7・8名が勢いよく追い抜いていく。カテゴリーが違っていたので”ホッ”としたのもつかの間、、またまたオフィシャルバイクがやってきて
「後方から集団が来ます。……」そのオフィシャルバイクはジュニア集団を引いている緑ゼッケンの自分を何故?あなたここにいるの?って感じの顔で見ていてしばらく並走する感じでバイクと上っていく。

頂上まであと3キロぐらい辺りでとうとう200キロの集団に追いつかれた。追いつかれたときの勢いはそれほどなかったが、”追いつかれたということはもちろん自分より速いペース”なわけで、気持ちを切り替え、集団についていこうとする。
・・が・・、フルダンシングするも100メートル程度ついていただけで、どんどん離されていく。。下りで追いつけばいいや・・と自分のペースで上っていくことにする。そして下りに突入。

自分の中では上りでそれほど差は開いていないと思っていたので、雨の中コーナーを攻めながら下っていく。(コーナーリングには自信があった)。
2回目の下りで気づいたのだが、アスファルトの色が赤、黒、灰色、三種類あるのに気づく。赤はタイヤがしっかりグリップする。黒は本土(自分の地元の道路)と一緒でそれなり。灰色は事前情報の滑りやすい珊瑚入り道路(要注意色)。道路の色の違いでコーナーへの進入スピードをコントロールしながら下っていたが、なかなか集団が見えない。

焦りと(体力消耗による)集中力に欠け、コーナーが灰色舗装路なっているにもかかわらず、スピードを落とさないまま進入し、ブレーキングが一瞬遅れてしまい、曲がれないと感じながら…………、 

ツルっ…ザシュー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あっこけちゃったよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すべってるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜皮がむげてるよ(背中)〜〜〜〜〜空が見えるよ〜〜〜〜〜〜〜〜いつ止まるんだろう〜〜〜〜体の向きを変えてみよう〜〜あっ横向き、肩と肘がすれてるよ〜〜〜〜また皮がむげてるよ〜〜〜〜〜〜〜いつ止まるんだろう〜〜〜〜〜〜〜〜ガボッ・・・・止まった。

・・・・・・空と草が見える・・・・ 自分はいったいどうなってしまったのか?理解するのに、約一秒。天を仰いで溝にはまってる。
自転車は大丈夫か?自分も大丈夫か?起き上がり自転車を溝から持ち上げる。アッハの字にブレーキレバー曲がってる。変速レバー曲がってる。ホイールは?・・・前輪/後輪手で回し確認してみる。振れてないようだ。急いでバイクにまたがり下り始める。

んっ?ブレーキが利きにくい。レバーが曲がっている影響で利きにくいのか?一旦降りてかかとで蹴って元に戻す。再び発進。
んっ?変速が切り替わらない。また一旦降りてかかとで蹴って調整。(これで調整といえるのだろうか?)
再々発進。”下り始めてどのあたりでこけたのだろう”下りはまだ続く。

アッまた灰色舗装路のコーナーだ!!!!!! さっきの落車で体が恐怖で硬直し、体は倒れてるのに自転車は真っ直ぐ。あああ〜〜っと言いながら(声が漏れるように)曲がっていく。・・・・おっ遅い・・・・ 明らかに遅い、遅すぎる。下りで追いつくつもりが離されているのは明らか。下りも終わり海岸線のアップダウンに入る。

子供達の応援だけが頼りです。下りはいいのだが、上りに入る瞬間に両足がつる。このころすでにブレーキレバーを握る手にも力が入らなくなっていた。両足つるたびに自転車から降りて回復を待って十数メートル歩く。それを何度も繰り返す。

ふと我に返り、残すところ70キロ・・・無理だ・・・でも初めての沖縄でリタイアなんて・・・・子供たちの顔が浮かんできて、早く会いたい。

・ ・・リタイア決断・・・

両足がつり、自転車を降りること十数回。会場で待っている家族の顔ばかり思い浮かんでくる。

自転車を降り、リタイアも一つの思い出だなっと思いながら、回収車を歩きながら待つ。その間に白、水色、黄色、ピンク、緑(同一カテゴリー)ゼッケンの選手を横目で見送りながら歩く。ふと後方より声をかけられ気づくと130キロにエントリーしていた同じチームのジャイ子さんがいいペースで走り抜けていった。(あっ今年は完走証もらえそうだな・・・)

そうこうしているうちにエンジン音が後方より聞こえてきた。オフィシャルバイクだ!! リタイアを告げるべく手を上げる・・・がしかし、何事もなかったかのように通り過ぎていく。

工エエェェ〜〜ェエエ工エ??

気づいてもらえなかったのだろうか?また再び乗り降りを繰り返しながら次のオフシャルカー(回収車)を待つ。

しかたなくゴール目指します。またまた後方よりバイク音。今度は気づいてもらえるようにヘルメットを脱ぎ、ヘルメットを高く上げ、手を振る。

しかーーし・・・またもや気づいてくれながらも通り過ぎてしまう。関門でないと回収してもらえないのか・・っと思い始める。

その後も乗り降りを繰り返しながら、ひたすら関門に向かって進む。

再再再度、今度は車だ!機材サポート車のようだ。絶対気づいてもらえるようにヘルメットを脱ぎ、手を高く上げ振っていると
「どうしました〜?」「メカトラですか?」・・・・っと聞かれ、
「いいえ、メカトラではないんですが・・・」「足がつってリタ」っと言いかけた途端、
「じゃ、がんばってください」っと元気な明るい声で走り去ってしまった。。。 

え?残り70キロやっぱり走らないとだめなの?・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神サマ〜〜〜〜〜〜〜走ろってことなんだね〜〜〜〜〜

再再再再度乗り始める。ここからはゴールしようが関門で引っかかろうがメイン会場に辿り着くことだけを考える。・・・
いろんなカテゴリーの人たちが自分を追い抜いていく・・・ 自分を追い越していく同カテゴリーの中の選手が”あと2時間くらいで帰らないと完走できないよな”と話している。それを聞いて自分は完走できないんだろうと思いながらも走り続ける。

結局、不本意ながら完走?沿道の島の人たちは太鼓を叩きながら声援を送ってくれる。。ゴールしよう。 一時降っていた雨も上がり、自分の気持ちもパーッと切り替わる。

残すところあと「25キロ、あと少しがんばれ」と書かれた看板が見えてきた。(おいおい、25キロは少しやないやろ)っと一人突っ込みを入れる余裕が出てきた。

沿道の声援「お兄ちゃんがんばれ!」(お兄ちゃんかよー笑、自分36歳ですけど)
密かにうれしい。本当に島人(しまんちゅ)海人(うみんちゅ)たちの声援が心では一旦リタイアしてた自分に力を与えてくれました。

最終関門を通過し、完走できると分かった瞬間、パワーバーを口にし、がむしゃらにゴールに向かう。前を走っているいくつかの集団を単独でパスし、残り500メートルの看板。そしてラスト200メートル!!家族とNASUの仲間の声援が聞こえた。

・・・「だいごさ〜ん」・・・           

帰ってこれた・・・ 自分にとって久しぶりのレース走っての感動でした。あとから聞くとちはるも11位。次は1位を狙えるよね。
来年は・・・リベーーーーンジ!(夫婦) 乞うご期待 チーン。

BY ダイゴ

怪我はしても、ビールはうまい♪ NASU軍団と 楽しい沖縄でした。また来年も

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